第8回 【焼肉は好きですか?】

焼肉天国.comのパクと申します。
今回、はじめてコラムに投稿します。

このたび、日本で初めて狂牛病に感染した牛の存在が確認され、日本全国で牛肉に対するイメージダウンが進んでいます。

そんな状況のもとで、一番影響が大きいのが、外食業界の中でも焼肉業界です。また、それにともなって、酒類業者の方や食材関連業者の方までもが同様に多大な影響を受けています。

実際、焼肉天国の掲載店舗にうかがってみると、以前よりお客さんの入りが5割減とのこと。ひどいところでは8割減になったお店もあり、あのO-157の騒動の時よりいっそう深刻なのが現状だそうです。事実「今後のお店の存続が心配で夜も寝られない」とおっしゃる店主さんも少なくはありません。

そんな中、たまたま鳥取にある実家の焼肉屋に帰省することになり、店主である父親に関東での被害状況を伝えたところ、やはり「鳥取でも焼肉店への影響は少なくない」とのことでした。

ただ父は僕に、現在焼肉店に出回っている牛肉について、「実際に自分の店だけでなく他の焼肉店でも、直接食肉卸業者と話し合い、品質に関しては神経に神経を研ぎ澄まして判断した牛肉を使用しているから焼肉は絶対に安全だ」と、はっきり強調していました。その一方、焼肉のイメージ回復の見通しについては「お客さんに理解してもらうまでの辛抱だ」とも言っていました。

また、メルマガでも説明したように「品質にこだわる焼肉店では、今回感染が発覚したようなホルスタインの肉は使うはずがない」とも言っていたのが印象的でした。

そして東京への帰路の途中には、岡山で行われた焼肉祭にも参加したり、関西の焼肉屋さんに直接お話をうかがって、今回の狂牛病騒動についてたずねてまわりました。

出会った関係者の方々は「今までは、いかに満足してもらうか?というテーマでお客さんに接してきたが、今回ばかりは自分達ではどうにもできない」とおっしゃっていて、お店の経営に関して不安を隠し切れない方々が多くいらっしゃいました。こうしてお話をうかがってみると、全国的に深刻な状況が進行していて、焼肉業界全体が窮地に立たされている現実を肌で感じました。

このままだと焼肉店は減り、気軽においしい焼肉が食べられなくなるかもしれません。
でも、本当にこれでいいのでしょうか?

自分はこの間、さまざまなマスコミの報道を分析し、さまざまな関係者の意見を聞いたりして、自分なりに分析してみましたが、焼肉が本当に危険だと感じたことはなく、むしろ以前より焼肉をたべる回数が増えました。連日流れるイギリスの狂牛病にかかった牛の映像や報道・・・なぜか今回の狂牛病では焼肉のみが危険なごとく先行するイメージ・・・本当に焼肉だけが危ないのでしょうか?僕自身は焼肉のみが特別に危険だとのイメージを視聴者に植え付けようとするマスコミの報道姿勢には疑問を感じざるを得ません。本当に不思議だと思います。

僕の実家は焼肉屋です。小学校のころからアミ洗いや、タンの皮むきなど手伝わされていました。
中学校時代までは、毎日の夕飯のおかずは、お店で余ったお肉で、当時焼肉は嫌いな食べ物のひとつでした。それでも、今は焼肉が大好きです。
自ら焼肉天国.comっていうサイトを作ってしまうほど、焼肉が大好きです。

やはり、楽しい時、お祝いしたい時、うれしい時にみんなで食べる焼肉の味は格別です。

みなさんも思い出してください。
気の合う仲間たちと、同僚と、家族と、恋人と楽しく食べた焼肉の味を・・・

僕はこれからもこんな風評に負けず焼肉を食べつづけたいと思っています。
僕らを暖かく迎えてくれるおいしい焼肉屋さんがあるかぎり。

最後に、今、風評被害にあっている全国の焼肉店の方々に一言。
僕たち焼肉ファンは、どんなに大変な時期でも、お客さんに満足してもらうために日夜がんばっている焼肉業者の方々をこれからも応援します。ですからこんな風評に負けず、これからもおいしい焼肉を食べさせてくださることを心からお願いします。

(パク)

※プロフィール
パク: 在日コリアン3世 、焼肉天国.com創設者 ちなみに実家は焼肉屋