在日コリアン社会だけではなく日本中で今一番熱い男、
ホン・チャンス(洪昌守)。
去る9月27日の横浜アリーナでの試合では見事3度目の防衛に成功し、在日コリアン初の世界チャンピオンとしての意地とプライドを見せ付けてくれました。

超過密スケジュールに追われる中、ホン・チャンス(洪昌守)さんは快くインタビューに応じてくれました。
そこで今回は彼の地元である東京都大田区にて、小学校から高校時代まで一緒だった幼なじみの特約ライターRIMが大鳥居にてタメグチで直撃しました。

焼肉好きかって?好き、好き、大好きだよ。毎日でもいいくらい。俺にとって朝鮮料理、特に焼肉はこの世で一番旨いと思える料理だよ。今も昔も家族でよく食べに行くし、小学生の時は友達の家の焼肉屋によく行った。その時は食った後、友達と遊べることの方が嬉しかったけど。

最近は高級な焼肉屋に行く機会も増えたけど、俺は高くて良い肉より、安い内臓系の肉の方が気使わなくて好きだな。気の知れた仲間の笑顔があって、酒に酔う前にその場の楽しい雰囲気に酔えれば言うことなしだね。気分が良ければどんな肉だろうと自然と旨く感じられるだろ?「気分が良ければ尚旨い」これが自分流の焼肉。気持ちの持ちようって大切なことだと思うよ。プロといえども食事管理は全て自分でやらなきゃいけない。例えば、スタミナを付けなきゃならない時期にコンビニ弁当や有り合わせのものしか食えないとしよう。ただ何も考えずに食べちゃだめ。「俺にはスタミナが付く!付く!」と強く念じながら食べる。そうすると不思議とスタミナが付く。本当、本当(笑い)。スタミナと言えば焼肉食うのが一番だけど、試合前はどうしても食事制限がある。だから試合後はいつも焼肉屋に直行するんだ。

最近かな、何処歩いてても声かけられたり、握手求められるようになったのは。正直、練習の帰りとかダルイ日もあるけど、嬉しいから断れない。だって、それも大事な人と人と出会いだし。「一期一会」ってことわざがあるだろう。俺、このことわざ大好き。ある一人の人を通じてどんな良い出会いがあるか判らないし、それが自分をどんな良いことに導いてくれるか判らない。ウリハッキョ(編集部注・朝鮮学校)に呼ばれて大勢のウリハッセン(編集部注・朝鮮学校の生徒)に会うのも俺にとっては良い出会いだし、刺激だね。ハッセン達は俺という人間を通して「次は俺が世界チャンピオンになる」「自分も何かで有名になる」って思ってくれる。そして俺は俺で「今度も必ず防衛してみせる」って思える。ウリハッセンだけじゃない、どんな人でも俺っていう人間を通して何かを得てくれれば嬉しい。俺にとっては励みになるんだから。


徳山昌守(とくやま・まさもり)本名ホン・チャンス(洪昌守)
身長170cm 体重52kg  
1974年
9月
17日   東京都大田区生まれ
1994年
9月
19日   デビュー
1999年
9月
17日   東洋太平洋スーパーフライ級王座挑戦
1999年
12月
13日   東洋太平洋スーパーフライ級王座防衛
2000年
5月
20日   東洋太平洋スーパーフライ級王座防衛
2000年
8月
27日   WBC世界スーパーフライ級王座挑戦
2000年
12月
12日   WBC世界スーパーフライ級王座防衛
2001年
5月
20日   WBC世界スーパーフライ級王座防衛
2001年
9月
24日   WBC世界スーパーフライ級王座防衛

2002年3月23日には4度目の防衛戦が横浜アリーナで予定されている。
挑戦者はWBC世界スーパーフライ級5位 で東洋太平洋同級王者、柳光和博選手。
徳山昌守選手の公式サイトは http://www.chang-su.com/