今回は日本格闘技界の奇人・朝日昇さんを直撃、
格闘家たちの闘争心と食≠フ熱くてシビアな関係について
語ってもらった。 ( 取材・文/KEN [ kmhy@d9.dion.ne.jp ] )

「体重落として絞り込むのが格闘技の美学≠ンたいに考える風潮あるじゃないっすか。俺、あれ大ッ嫌いなんですよね」
 そう言うなり朝日昇は、肉汁のしたたるブタバラと青唐辛子やニンニクをサンチュに包んだ「サムギョプサル」を口いっぱいに頬張った。
「食うってことはエネルギーの補給でしょ。戦うことに直結してるの。だから食わないってことがイコール強さっていうのは違うわけですよ」
 身長162センチ。小柄だが、この人は強いんだ≠ニ思わせるオーラがとめどなく滲み出ている。「子供の頃はケンカが弱く、そのくせ食ってかかるので負けてばかりだった」と本人は語るが、たぶん実際には、本人も気付かないうちに内から湧き出た闘争心が相手に漏れ伝わり、相手に警戒心を抱かせたのではないか。
「闘争心っていうのは、たまって来ると生活のいろんな部分で自覚できるんですよね。一番ストレートに出るのが食≠ナす。試合が近づくとやっぱり肉が欲しくなる。肉食の気分になる。白身なんかじゃなくて赤身が欲しくなる」
ちょうど1年程前、東京・東十条に自身のジム「東京イエローマンズ」をオープンした。
「近い将来に総合格闘技を、ボクシングみたいに学校に運動部があるような、社会的にしかっかり認知された競技に育てたい」。 熱意と表現力にあふれたその表情はある種、朝日の異名「奇人」のイメージに重なるが、語っていることは「奇」でも何でもない。
「体重落とすのは美学じゃないけど、シビアにウエイト制を守ってこそスポーツとしてやっていける。減量すると体がパリパリになるし、僕はもう2年位試合してないけど、やるとなると減量中に2回くらいぶっ倒れて、復活する度にスーパーサイヤ人みたく強くなる。そういうことを大マジメにやってる格闘家は、食べることにもマジメ。今も俺、マジメに話しながらマジメに焼肉食ってますよ(笑)」 (文中敬称略)

今回協力していただいた朝日昇さんのサイン色紙を5名様にプレゼント。
ご希望の方は
氏名・年齢・職業・ご住所を明記の上、件名を「色紙希望」として下記アドレスまでお送り下さい。 (締切 2002年9月30日 24:00)
b2y@yakinikutengoku.com

1965年1月5日生まれ
神奈川県横浜市出身
162センチ、65キロ
第3代修斗ライト級王者
公式サイト www.ki-jin.com/yellowmans/top_movie.html

 
取材協力:麻浦屋

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